ロボット掃除機ルンバのiRobot社が存続の危機⁉

モンタのスマートホームライフ
キャニー
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今、iRobotは財務上の困難に直面していて、存続が危ぶまれているみたい…。

モンタ
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iRobotといえば、2002年に世界初の量産型ロボット掃除機「ルンバ」を世に送り出した企業として有名だけど、最近はEcovacsやAnkerなど中国系企業との競争に押され、営業赤字となっていたんだ。

ロボット掃除機「ルンバ」で有名なiRobot社が経営破綻の危機を迎えています。競争激化や世界的な半導体不足、アメリカのインフレなどの影響を受け、iRobot社は2021年度から赤字に転落し、2022年度、2023年度で徐々に営業損失が拡大していました。人員整理などにより2024年度は赤字が縮小したものの、いよいよ事業存続に赤信号が点灯してしまいました。

引用元のニュース記事はこちら ⇒ ルンバのiRobot、「企業として存続できるか大きな疑問」 – ITmedia NEWS

Amazonの買収計画が中止になり、窮地に追い込まれたiRobot

実は、この話には前日譚があります。

2022年にAmazonがiRobot社を買収する計画があったのですが、EU規制当局の反発を解消できず、2024年1月29日に計画の中止が発表されました。Amazonに肩代わりしてもらうはずだった負債をiRobot社は自力で何とかしなくてはいけないという状況に追い込まれてしまったわけですね。

ちなみに、EU規制当局がこの買収を阻止した理由は、世界最大級のECサイトを運営するAmazonが、ルンバの競合となる製品をAmazonマーケットプレイスから排除する可能性を懸念したためだそうです。

今使っているルンバはどうなる?

もし、iRobot社が倒産した場合、ルンバはどうなってしまうのでしょうか?

消耗部材は市場に在庫が十分残っており、互換品などもあるため、しばらく入手に困ることはないと思います。また、付属のリモコンによる操作は可能ですので掃除機としても継続して使用可能です。ただし、専用アプリが使用できなくなる可能性があるため、遠隔操作はできなくなるかもしれません。

なお、ルンバはロボット掃除機の代名詞といえるほどの認知度を誇り、そのブランド価値自体は高いため、別企業がiRobot社を買収し、ルンバの販売を継続する可能性は十分にあります。ですので、ルンバが使用できなくなるリスクをそこまで心配する必要はないかと思います。

まとめ

iRobot社の業績低迷が続き、ついに2024年度の決算報告書で「事業継続に関する重大な疑義」が表明されたというニュースを紹介しました。

Amazonの買収計画が破談し、iRobot社は窮地に追い込まれていますが、従業員削減、経費削減、製造コスト削減など経営を立て直す努力を続けており、2024年度は前年度よりも営業損失が60%以上縮小しています。さらに、2025年3月11日には新製品を発表しました。この新製品が成功を収めれば黒字転換もあり得ます。

また、別企業による買収の可能性もあるため、ロボット掃除機「ルンバ」は存続していくと予想されます。

今後のiRobot社の動向を見守っていきたいですね。

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